氷河期と言われて久しい大学生の就職状況ですが、厚生労働省と文部科学省が発表した統計によると、ここ数年は改善がみられているようです。
けれども、それは数字の上での話であって、学生が自分のつきたい仕事に満足してつくことができているかについては、データで語れてはいません。
大学生の立場からすれば、やりたい仕事にこだわって就職の可能性を逃すよりは、内定のとれた企業であればどこでもいいという気持ちになっていて、ハードルが下がっているのかもしれません。
また、働き方が多様化し、企業が正社員での採用枠を減らし、それ以外の働き方での採用を拡大している中では、大学生の考え方も変わってきています。
つきたい仕事や会社の目星がついているという人は、就職活動がスタートする前からの準備が大事です。
そのためにはやはり、大学生になったからと安心せず、早いうちから将来の展望をはっきりさせておくことが必要と思われます。
大学生の就職活動の時期は、勉強がおろそかになるという懸念から、4年生の夏から開始するようにと、昨年より遅くするような動きはあります。
ですが、大学3年生を対象にした就職セミナーを開催する企業は多く、就職活動は3年生の時からスタートしています。
企業同士の合意に基づく就職活動のスタートタイミングと、自身が就職活動の支度をいつからするかは、意味が異なります。
自分が望む結果を得るためには、早くから準備に取りかかり、できる限りのことをしておくことが、必須といえます。
つきたい仕事がある人は、早くから資格取得に励んだり、情報収集をしておくことは大事です。
随分前には、大学生と言う肩書があるだけで、就職に有利に働くことはないと考えて、就職活動に臨んだ方が賢明と言えるでしょう。
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