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キャリアカウンセラー在宅勤務をしてみての体験談|気になる報酬額は?仕事内容は?

転職

昨年度末より、キャリアカウンセラー(人材エージェント)業を業務受託で仕事をしていました。(過去形です(笑))これから、完全フルリモートのキャリアカウンセラーに応募したい、内定が決まった方、これから始める方、色々不安があると思いますが、少しでも私の体験が参考になればと思い記事を書きましたので是非最後までご覧ください。仕事内容やこれがあると便利だという物を紹介も致します。

在宅キャリアカウンセラーに応募に至った経緯

私は、もともとは専門学校の教員をしていました。その中で科目を教えるという仕事もやりがいのある仕事でしたが、クラス担任として就職のサポートをすることに興味がわきました。そのきっかけとなった学生は、他の教員からも、「就職は難しい!」と言われるほど無口な学生でした。2年間かけてなんとか通常の会話が出来るように普段から話かけ、面接対策も他の学生よりも多く行うなどのことを行い、就職させることが出来ました。また、他の学生も就職活動に対して意識が代わり、とても積極的に行動する姿が見られるようになり、なんと!初めて担任をもって「クラス全員就職内定」という奇跡に近い結果をだしました。

その後も、リーマンショックなどもありましたが、なんとか平均内定率95%という結果を出すことができました。その時に感じたことは、就職に困っている人を助けたい!という気持ちがあり、もっとキャリアカウンセリングについて学ぼうと思い、離職をきっかけに「キャリアコンサルタント養成校」に通いました。(5年以上雇用保険をかけていれば、国の制度で補助金がでます。詳しくは、教育訓練給付制度を参照してください。)

残念ながらコロナの影響もあり試験のタイミングを逃し、試験を受けないまま今日に至っています。しかし、在宅ワークでのキャリアカウンセラーについては、全く資格が必要ありません。また学歴も関係ないので応募することにしました。

今回会社を10社ほど応募しました。ほとんどが、お祈りメールでした。やはり若い世代の方を中心に内定を出している様子です。これは私自信の考え方ですが、転職経験をしたことのない方や職種についてほとんどわからない状況で就職コンサルタントなどできないと思っております。実際にアルバイトで医療事務を行っていた方が、この仕事をすることになりどうなの?と注視していましたが、サイボーズなどの使い方を何回もレクチャーしても覚えられない、メールの設定もできない、ビジネスメールが出来ない、メールで敬語が使えないなど・・でした。もちろん職種なんてわからない状況でした。

それでも、この業界は若い方が良い???

雇用形態は業務請負からスタート(私の場合)

3か月で成約を2件とれれば、契約を選べるという話でした。正社員か完全報酬制です。完全報酬制であれば、勤務時間も束縛されずに自由に働くことが出来ますが、成約を1件もとれなければ収入はゼロになります。正社員になれば9:00~18:00勤務で固定給や保険をかけてもらえます。但し収入においては成約を沢山とってもある程度還元されるが、完全報酬制のような金額を頂くことができません。

但し、私の所属した会社では、紹介制度というものがあり、Web上で募集してその方を面接して採用し、成果を出したら10%報酬としていただけるという特典がありますが、落とし穴があります。

例えば、その方が3か月以内に退職した場合、報酬金額から5%ほど給料から引かれてしまう(何か月そうなのか?は不明です)というデメリットも発生します。ほとんどギャンブルみたいなものですね。

最初の仕事は求人票をWeb上につくること

最初に与えられる仕事は、Web上に求人票をつくることから始めます。実際の企業の求人票を元に要点をまとめる。求人タイトルを自分で考えて投稿するという作業です。この求人票を作るうえで「会社名が分からない様にする」という規則があります。もちろん会社名を記述するのはご法度ですが、資本金や従業員数、福利厚生で社名が推測できてしまうもの、企業理念で社名が分かってしまうものもNGとされていました。

その求人票をもとに求職者はエントリーしてくるので、以下に魅力的なタイトルをつけることが重要ですね。

コツとしては、例えば、

「30代、40代、50代 Web関係のお仕事!!あなたの希望お伝えください」

「20代、30代 未経験OKの求人ご紹介いたします」

などと広いものをつくるとエントリーが多いですよ!

しかし、入社したてのころは、それが許されません。下記で募集しなければなりませんでした。

3社1カテゴリーで募集をかける

これは、本当に不公平でありかつ担当するカテゴリーによっては全然エントリーがない状況に陥ります。カテゴリーというのは、例えば営業、プログラム(IT)などという業種のことです。転職サイトの特徴にもよりますが、私の所属していた会社は飲食業がどちらかといえば得意でした。最初は飲食関係の求人票をつくっていましたが、急きょ違う分野をやるように指示されました。そのおかげで、求人票を全部作り直すという作業が発生し、しかもそのカテゴリーはほとんど内定者が出っていない分野でした。それならばまだいいかもしれませんが、エントリーすらない様子でした。

ひたすら登録者に電話をかける

私の場合与えられたカテゴリーの条件の中で、「大学卒業で年齢35歳位まで」という条件で比較的緩い条件だったので、対象となる方は沢山いらっしゃいました。なので1日30件は電話をかけることができました。しかし・・・

業種に興味がないらしく次に繋ぐことができません。もちろんエントリーまで話は進みませんでした。

何人もいるなかから宝石をみつけること

この言葉は私の同期がいっていたことですが、本当にそうです。プロフィールページから自分の担当の会社の職務にあった方を見つけ出さなけらばななりません。実際に電話してヒアリングしてみないと求人とマッチしているかどうかわかりません。私の担当した中に、「Webマーケッティング」という職種がありましたが、結構マーケティングやってました!!というプロフィールがあったのですが、ほとんど嘘でした。アクセス統計ツールも知らない(使ったこともない)方、Webでマーケティングしてました!って方ですが、HTMLもCSSも書けない。これって何をやっていたんですかね。本当に不明です。

youtubeコンサルやってました!!という方もいらっしゃいました。実際話を聞いてみると・・・「自分のチャンネルももっていない」「動画の編集も出来ない」「アクセス統計できない」これで、コンサル名乗れるのでしょうか?

ですので、登録してある情報が、真であるのか偽であるのかの判断が必要になってきます。その辺を見極めて対象者をさがしていかなければなりません。「宝石を見つけること」本当に納得できる表現ですよね。

不公平差に気づく

担当したカテゴリーにより、不公平差がでてくると実感しました。私は1.5か月の間同じ求人で、ひたすら電話していました。どんなにやっても、応募書類を提出してもらうまでに行きつけませんでした。ある日突然「集中週間」というものが出来て、その求人に対してはカテゴリーと関係なく、求職者に紹介してもよい案件が設定されました。その案件で、スカウトメールや電話をすると不思議に話を聞いてもらうことが出来るようになりました。やはり「カテゴリー」です。その週にエントリー2つ出来ました!!そして1つ面接までこぎりつけることができました。今までの1.5か月はなんだったんだろうと不信感を抱きました。ジャンルを勝手に決められるのは不公平だなと。

労働時間について

会社の規定では1日4.5時間以上の勤務で週休2日制でした。しかし仕事に慣れない時は、1日12時間は間違えなくしていました。最初のうちは、土日は労働していなかったのですが、やはり平日は電話をかけても繋がらない!ということに気づき土日も電話をしました。普通の会社員よりも労働時間が長くそして1円にもならない…。そういった過酷なものでした。

成果報酬制で得られる金額

さて、気になる報酬金額ですが、求人によって様々です。多くは年収の15%から25%ぐらいが多いです。固定報酬もあります。仮に理想年収が300万。報酬が20%で成約がとれるとすると

300万×20%=60万になります。そのうち40%が手取りで貰えます。この場合ですと24万円が給料として支払われます。後の60%は会社の取り分です。月に2件取れれば普通の会社員以上に稼げるわけです(理論上は)

成功報酬額が高ければ高い程難易度は上がります。こうしてコンサルタント業は成り立っています。企業からお金を貰うので求職者はサービスを受けられるという仕組みです。ですので、転職サポートは無料。求職者にとってはありがたい話ですよね。

CHECK<<【リクルートエージェント】

土日だけのアルバイトとして働くならもってこいの仕事だと思いますが、本業となると成約がとれないときついです。

まとめ

  • 転職経験がないと難しい仕事である
  • 成功報酬型だと経済的には苦しくなる
  • 電話に抵抗がある方は仕事が難しい
  • 時には人間不信になることも
  • Web上のツールを使えないと仕事についていけない

以上のことを認識して応募したほうがいいと思います。ちなみにこの仕事は1年以内に辞めてしまう方が8割だそうです。そういった理由から求人が多いわけです。実際入社後2週間以内に辞めてします方は3割ほどで3か月(2件の成約が取れないと自動退職)で6割の方が辞めていきます。いかに難しい仕事であるかご理解していただければ幸いです。

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