ハローワークの求人はブラック企業が多いといわれていますが、なぜ多いのでしょうか?私もハロワークの求人で応募したことがありますが、面接時にいくつかの疑問が残ったこと、企業で働く方の口コミを参考にしていくつか辞退させていただいた経験があります。その多くは「勤務時間外労働が多いわりに賃金が見合わない」「週休2日制といいつつも日曜日も出勤になる日がある」「建物がどうみても安全ではない」「担当する業務内容が不明確」といったところです。このブログが皆さんのハローワークにおけるブラック企業を見分ける参考になれば幸いです。
なぜハローワーク求人にブラック企業の求人が多いのか
ハローワークは、公共職業安定所として、求職者と企業をマッチングさせる役割を担っています。しかしながら、求職者の希望に合った求人情報を提供することができなかったり、ブラック企業が多く登録していることが問題視されています。その理由は、以下のようなものが考えられます。
就職難の影響
景気の悪化や労働市場の厳しい状況により、求職者が増える一方で、求人数が減っていることが原因の一つとして考えられます。そのため、求職者が希望する条件に合わない求人に応募せざるを得ない場合があるため、ブラック企業の求人にも目が向きがちになってしまいます。
非正規雇用の増加
非正規雇用者の割合が増え、企業側が雇用形態を自由に選べるようになったことが原因の一つとして考えられます。正規雇用と比較して、非正規雇用の場合は、労働条件や福利厚生が不十分であることが多いため、ブラック企業とされる場合があります。
過度な労働時間や残業
労働時間や残業が多い企業は、ブラック企業として批判されることがあります。一方で、求人情報の掲載においても、労働時間や残業時間については明確に示されていない場合があるため、求職者がブラック企業と気づかずに応募することがあります。
以上のように、求職者と企業のマッチングがうまくいかず、ブラック企業が多く登録されることが問題視されています。
ハローワークでのブラック企業の可能性がある求人の特徴
ハローワークで求人を探す際に、ブラック企業の可能性がある企業の求人の特徴はいくつかあります。以下にその特徴をいくつか紹介します。
非常勤で長時間勤務が求められる
ブラック企業は、非常勤であっても長時間勤務が求められる場合があります。特に、週に5日以上勤務が必要な求人や、1日の勤務時間が長い求人には注意が必要です。
職種が明確でない
ブラック企業は、職種が明確でない求人を出している場合があります。そのため、どのような仕事をするのか、具体的な内容が明確でない場合は、注意が必要です。
給与が非常に高い
高い給与が提示される求人は、魅力的に感じるかもしれませんが、その分、労働条件が厳しい場合があるため、注意が必要です。特に、同じ職種の求人と比べて、著しく高い給与が提示されている場合は、ブラック企業の可能性が高いです。
募集人数が多い
募集人数が多い求人にも、ブラック企業の可能性があります。多くの求人が出されている場合は、その分、採用人数も多いため、労働条件が厳しい場合があるため注意が必要です。
求人内容が不明瞭
求人内容が不明瞭な場合も、ブラック企業の可能性があります。具体的な業務内容が記載されていなかったり、簡単な説明しかされていない場合は、注意が必要です。
面接内容が不明瞭
面接内容が不明瞭な場合も、ブラック企業の可能性があります。面接の場で、具体的な業務内容や勤務時間、給与などが詳しく説明されない場合は、注意が必要です。
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未経験OKの求人
未経験OKの求人は、初心者でも応募しやすく魅力的に感じるかもしれませんが、ブラック企業の可能性があるため、注意が必要です。未経験でも採用することで、安い給与で長時間働かせるなど、労働条件が厳しい場合があります。また、時給や月給が異常に高い場合も注意が必要です。ブラック企業は、非常に厳しい労働条件を提示しながら高額の給与を提示することがあります。この場合、何らかのトラブルがある可能性が高いため、求人票の詳細を確認してから応募することが重要です。
また、求人票に詳細な労働条件が記載されていない場合も注意が必要です。労働時間や休日などの詳細な情報が明示されていない場合、ブラック企業の可能性があります。また、求人票の情報があいまいで、詳しい説明を求めると回答が曖昧な場合も、ブラック企業の可能性があるため注意が必要です。
さらに、過度な勧誘や営業的な雰囲気がある求人にも注意が必要です。ブラック企業は、極端なまでに人員を募集することがあります。そのため、過度な勧誘や営業的な雰囲気がある場合、ブラック企業の可能性が高いため、注意が必要です。
以上のように、求人票に記載されている情報や、面接でのやり取りなどから、ブラック企業の可能性を見極めることが重要です。求人票に記載されている情報を詳しく読み、面接でのやり取りで疑問がある点は質問することで、ブラック企業に遭遇する可能性を減らすことができます。また、ハローワークや求人サイトの情報だけでなく、企業の評判や口コミも参考にすることが重要です。
求人広告でブラック企業に多い表現にはどんなものが多いのか
求人広告でブラック企業に多い表現には以下のようなものがあります。
- 過酷な労働条件の強調:「忙しい」「残業多め」「繁忙期は土日祝日出勤」など、過酷な労働条件を強調する表現が多い。
- 働き方の不明確さ:「フレックスタイムあり」「週休2日制(※シフトによる)」など、働き方が不明確である表現が多い。
- 待遇の不明確さ:「給与は面接時にご相談ください」など、待遇が不明確である表現が多い。
- 未経験歓迎の強調:「未経験でも大丈夫!」「経験不問」など、未経験者の採用を強調する表現が多い。
- 短期間の募集:「3ヶ月の短期募集」「即日勤務可能」など、短期間の募集が多い。
これらの表現に注意して、求人広告を見ることでブラック企業の見極めに役立つかもしれません。しかし、これらの表現があるからといって必ずしもブラック企業であるわけではないので、求人広告を見る際には注意深く確認することが大切です。
面接時におけるブラック企業の見分け方やどんな質問をするべきか
注意するべきポイント4選
- 従業員の雰囲気が悪い ブラック企業では従業員がストレスを抱えていることが多く、その雰囲気が店舗内やオフィス内にも現れる場合があります。面接時に店舗内やオフィス内を見学する機会があれば、その雰囲気を注意深く観察してみましょう。
- 長時間労働を求める ブラック企業では長時間労働を求めることが多く、給与に見合った労働時間を提供しないことがあります。面接時には、勤務時間や休暇制度について聞いてみましょう。
- 段取りや指示が不明確 ブラック企業では上司からの指示や仕事内容が不明確なことが多く、従業員が混乱することがあります。面接時には、仕事内容や職務について具体的に聞いてみましょう。
- 給与や福利厚生が低い ブラック企業では給与や福利厚生が低く、従業員が不満を抱えることがあります。面接時には、給与や福利厚生についてしっかりと確認しておくことが重要です。
具体的な質問例
- 労働時間について
- 実際に勤務するスタッフの平均的な労働時間はどのくらいですか?
- 残業が必要な場合、その時間外労働の代償はどのようになっていますか?
- 週末や祝日出勤が必要な場合、その対応はどうなっていますか?
- 休暇について
- 年次有給休暇の取得率はどのくらいですか?
- 病気や怪我で休む必要がある場合、有給休暇を使う必要がありますか?
- 休暇についての制度や取得のしやすさについて、従業員からのフィードバックはありますか?
- 従業員の福利厚生について
- 社会保険や厚生年金、雇用保険に加入していますか?
- 従業員に対して、どのような福利厚生がありますか?
- 従業員が働きやすい環境作りに、どのような取り組みをしていますか?
- 従業員のキャリアアップについて
- 昇給や昇進の基準はどのように設定されていますか?
- 従業員のキャリアアップのための教育・研修制度はありますか?
- キャリアアップの実績がある従業員の事例や、その方法について教えてください。
人それぞれブラック企業の定義は異なる
労働条件が多少悪くても、休日出勤が多くても、残業が多くても人それぞれの価値観があると思います。自分がその企業で何を達成したいか?仕事へどれくらい打ち込めるかが問題だと思います。現にその会社で何十年も働いている方もいます。なにか価値観があるはずです。企業を選ぶポイントはこの点にもあるのではないかと今は思っております。
私達の人との付き合い方と同じ、長所もあれば短所も企業には当然あります。「ブラック企業の疑い」ばかり考えているとどの会社もそう見えてしまうので注意してください。
まとめ
以上のような質問をすることで、ブラック企業である可能性があるかどうか、あるいは働きやすい企業かどうかを見極めることができます。ただし、面接時には企業の側からの質問も多いため、自分自身も応募したい理由や、自己アピールについての準備もしっかりと行っておく必要があります。
現在私は、ハローワークの求人に応募しその企業で働いています。身内が言うのもなんですが、私の会社もブラック企業だと思います。しかし私は今現在いきいきと働かせていただいております。人から見てブラック企業でも、自分からはブラックには思えないからです。確かに「給料は良くない」「残業代も見込み残業に含まれる」
人それぞれの「ブラック企業の定義」があると思います。少人数ではあってもその企業で働く人がいるのですから。。
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